無店舗だから金利が高い

まず初めに金利とは

金利っていうと難しく聞こえますが、要はお金を預けたら銀行が利子としてどれぐらい付け加えてくれるか、という話になってきます。

ではその利子ってどこから出てくるのか気になりませんか? ただ預けているだけなのにお金をくれる、そのお金はどこから来るの? というように。

銀行は基本的には、借りたい人がいる時にお金を貸します。しかしそのまま貸すわけではなく、返す時に利子をつけて返して欲しいとお願いします。そして返す人はその利子をつけて返すんです。

そうして利子がプラスアルファとして帰ってきたお金を、ある程度までは銀行が自分で営業するために使います。その他のお金は預ける人に付け加える利子、つまり金利として戻ります。

金利とはその意味で、銀行からお金を預ける人へのお礼とも言えます。

ですので、そのお礼として戻ってくるお金が高い銀行を探すのは当然の話になります。

普通・定期どちらもお得

ネットバンクの場合、一般的な銀行と比べて金利面では大変お得です。

例えば大手都銀の普通預金の金利を0.04%と考えてみましょう。住信SBIネットバンクは0.1%になります。

単純計算すれば2.5倍の金利を受け取ることができるのです(この金利は変動するため、より高い金利を実現している場合もあり得ます)。

キャンペーンを行っている場合の金利は、これよりもさらに高くなることも珍しくありません。

例えばキャンペーン中は普通預金の金利が1%にも及ぶ、ということもあるのです。さっきの例でいえば25倍の金利になった、という話になってきます。

ただ預けているだけです。別に投資に回しているわけではないのでお金が戻ってこないなんてことは絶対ありません。こちらが何もしなくても、安全にその何倍にもなった金利が戻ってくる……魅力的な話ですよね。

定期預金の場合はどうでしょうか。大手都銀のスーパー定期は1年で0.25%ですが、スルガ銀行ANA支店の場合は0.69%にもなります。また、ソニー銀行(ボーナスシーズン特別金利)の場合は0.75%にまで膨れ上がります。

こちらは単純計算すれば3倍です。

1年だけではなく、5年や10年と長い期間預ける場合は基本的にはさらに金利が高くなります。新生銀行(パワーステップアップ預金)だと5年の定期で金利が1.5%になるのです。

お得な面ばかりではありません

ネットバンクの金利の高さは、こうしてみるとかなり魅力的です。

ですが、実を言えば必ずしも、普通預金だろうと定期預金だろうと一般的な銀行より金利が高いわけではありません。そういう先入観で選ぶのはもう少し待って下さい。

ある部分は突出して高いけれど、別の部分では低いという波の激しさが、ネットバンクの金利の特徴です。

例えば定額預金の場合の金利は高いけれど、普通預金の金利は他よりも低いというケースもあります。先に見た新生銀行などはまさにそうした特徴があります。

ですので、自分がどれぐらいの額を何年間預けるのか、定額預金か普通預金か……という運用の仕方をまずはっきりさせることが大事です。

このご時世、自分の大事な虎の子のお金です。あわてずに慎重に考えてから預けても遅くはありません。

自分の立場から考えて、自分に見合った銀行を選ぶのが賢い選び方です。

二種類の口座を使い分けてみる

さらに賢い使い方として、二種類の口座を開いて両方運用する、というものがあります。

こう書くとややこしいかもしれませんが、要はまとまったお金を預ける場合は金利の高いところを選んで、動かさずに大事に預金しておく。

そしてその一方で、金利に関係なく便利に入出金や振込ができる口座を作っておいて、普段はそこからこまめに、財布代わりに生活に必要なお金を出し入れする、という方法です。

金利の高さだけで選ぶと、どうしても振込手数料やATMの手数料がかかってしまう銀行を選ぶことになりかねません。

でも、金利が高くたって普段は使うつもりはない定期預金を預けるだけのためにそういうネットバンクを選ぶのもなんだか損ですよね。

じゃ、定期預金は金利の高いところに収めておいてどんどん利子が貯まってくれるのを待ちながら、普段のお金の管理は金利が少し安くったっていいから手数料が無料の使いやすいところを選ぼう……という考え方からもう一つ口座を作ってしまうという方法もあります。

二つの口座を使い分けるのは少し面倒かもしれませんが、こうした「お財布口座」を作るのも賢いネットバンクの使い方になってきます。